ケースファンについて

ケースファンに関するぼくなりの考え方です。

1.単位換算について

1 [m3/h] = 0.589 [CFM]
1 [mmH2O] = 9.8 [Pa]
1 [Pa]=1 [N/m2]

2.ノイズについて

noctua のホームページにはdB/Aと記載されていて、一般的な騒音測定のことを指します。他メーカも同様だと思いますので、一律に比較して良いものと思われます。

20[dB] 木の触れ合う音(ほとんど聞こえない)
30[dB] 郊外の深夜(小さく聞こえる)
40[dB] 図書館(聞こえる会話には支障なし)
50[dB] 静かな事務所(大きく聞こえる、通常の会話は可能)
60[dB] 静かな乗用車(非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる)
70[dB] 電話のベル(非常にうるさい)
80[dB] 地下鉄・電車の車内(うるさい)
朝日スチール工業株式会社より

主観によるものなので、どの程度まで雑音を許容できるかというところになってくると思いますが、50[dB]も出ているパソコンはうるさく感じる人が増えるレベルではないかなと思います。
ただ、ケースファンについては、さらに箱の中に入れるということを考慮するともう少し許容しても良いかもしれませんが、静音志向のケースではない限り大幅なノイズカットは期待できないので、個人的には、ファン単体で30[dB]を超えないようにパーツを選んでいます。
また、20[dB]増えるごとにノイズの大きさは10倍増えていくので、見た目の数値の増加に比べ大きさが大きくなることを注意して頂きたいです。

ascii.jp

上記は、サイコムで出しているSilent Master NEOシリーズの企画記事です。これによると一般的な静音パソコンのノイズは36.9[dB]で図書館よりは静かで日本建築学会編 / 建築物の遮音性能基準と設計指針によれば、小さく聞こえる程度のようです。サイコムの方は、非常に小さく聞こえる程度のようです。寝室の近くに置く場合は、この程度の音が望ましいと思います。
(特にこのシリーズを推しているわけではないです。)

3.ファン

noctuaのファンが秀逸なのは間違いありません。ラジエータに付ける場合を除き、ケースファンは風量を重視するのが一般です。

型式 回転数 ノイズ 風量[m3/h] 風圧[mmH2O] 羽数
NF-A20 PWM 800 18.1 146.9 1.08
NF-P14s redux-1200 PWM 1200 19.6 110.3 1.29 9枚羽
NF-A14 PWM 1500
1200*1
24.6
19.2*1
140.2
115.5*1
2.08
1.51*1
7枚羽
NF-P12 redux-1300 PWM 1300 19.8 92.3 1.68 9枚羽
NF-S12B redux-1200 PWM 1200 18.1 100.6 1.31 7枚羽

1 with Low-Noise-Adaptor

続いてthermaltakeです。

型式 回転数 ノイズ 風量[m3/h] 風圧[mmH2O] 羽数
Riing Trio 20 RGB Case Fan TT PremiumEdition 1000 28 209.7 1.7 11枚羽
Riing Plus 20 RGB Case Fan TT Premium Edition 1000 29.2 200.3 1.68 11枚羽
TOUGHFAN 14 High Static Pressure Radiator Fan 2000
1300*2
33.2
25.2*2
202.2 3.54 9枚羽

2 with Low-Noise Cable

続いてSilverStoneです。

型式 回転数 ノイズ 風量[m3/h] 風圧[mmH2O]
Air Penetrator 140i ARGB 2000 41.3 124.75 2.72
Air Penetrator 120i PRO 2000 38.9 125.6 2.52
Air Penetrator 120i 1350 18 77.8 1.08


疲れたので、次回更新します。